スーパーハイビジョン

天気が良かったので自転車でうろうろする。多摩川に沿って調布から二子まで走った後で、砧にあるNHK放送技術研究所の技研公開を思い出して行ってきた。かなりの数の見学者で展示は混雑していた。土曜日なので休日なのだろうが、家族連れのほかにも技術系の仕事をしていると思われる人が結構来場していたようだった。

展示の中でもっとも印象に残ったのは「スーパーハイビジョン」。画素数が8k x 4kで、毎秒60フレーム。この画素数を表示できるディスプレイがまだ無く、一部分の表示や、4k x 2kに間引いた表示が展示されていたが、それでも驚きの精細。去年のCEATECで見たFull-HDにも驚いたがそれを遥かに上回るインパクトだった。スクリーンにプロジェクターで投影する展示では、東京の町を上空から見た場面や、競馬で馬が走っているところなどを上映。町は建物が一軒一軒はっきりと見えるし、競馬の馬は観客ひとりひとりの顔も分かる。また馬の脚が高速で動いているのもぼやけたりしないでよく見えた。

自分の家でこのような映像を見ることがあるかは分からないが、本物に近いものをテレビで見ることができるようになるのは凄いことで、現時点では思いもつかない何かが起こりそうな気がする。